18歳人口が急減する日本では、私立大の半数以上が定員割れで、赤字も4割に達する。一方、研究成果の社会還元など大学の新たな役割も期待されている。では、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『本当に強い大学2024』は、入試から教育・研究、就職まで今の大学がわかるテーマを徹底取材し、1冊にまとめた「週刊東洋経済」の臨時増刊号だ。その誌面から、注目記事をお届けする。
ここでは関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学の新キャンパス・新学部の設置予定と、財務を記載した「大学四季報」を紹介する。
同志社大は新たな学年暦
関西学院大学は神戸市灘区の王子公園に、王子キャンパス(仮称)を開設する予定だ。
新キャンパスには、4000人規模の新学部設置を検討中。国際化、産官学民連携、デジタル教育を重視し、英語だけで学位が取得できるプログラムや、メタバースキャンパスでの国際交流といったデジタル技術を活用した学修も積極的に取り入れる。
開設予定は29年4月。同大学は現在の王子公園の一角に設立された。約100年を経て、設立の地での学びが再開される。
関西大学は23年10月、大阪府吹田市内に「吹田みらいキャンパス」を開設した。同キャンパスには25年4月にビジネスデータサイエンス学部(仮称)が新設される。
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