18歳人口が急減する日本では、私立大の半数以上が定員割れで、赤字も4割に達する。一方、研究成果の社会還元など大学の新たな役割も期待されている。では、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『本当に強い大学2024』は、入試から教育・研究、就職まで今の大学がわかるテーマを徹底取材し、1冊にまとめた「週刊東洋経済」の臨時増刊号だ。その誌面から、注目記事をお届けする。
ここでは京都産業大学、近畿大学、甲南大学、龍谷大学の新キャンパス・新学部の設置予定と、財務を記載した「大学四季報」を紹介する。
近畿大学は建築学部の通信課程を25年開設へ
京都産業大学は、23年10月に神山宇宙科学研究所を開設した。これまで理学部と神山天文台が取り組んできた研究テーマを発展させた、4つのプロジェクトを活動の柱にする。このうち、「宇宙ビジネス推進」では、一拠点総合大学の強みを生かした学部横断的な体制で、研究リソースの商業化や学生による起業を推進する。どの学部の学生にも、宇宙ビジネスに携わるチャンスが生まれそうだ。
近畿大学は25年4月、建築学部での通信教育課程の開設を予定している。建設業に携わる社会人のリスキリング需要を見込んだものだ。通学なし、4年間約125万円の学費で、一級建築士など、建築に関わる国家試験の受験資格が取得できる。大学の通信教育課程で初の「建築学部」になる。
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