名城公園内の野球場跡地に建設
IGアリーナは名古屋城二の丸内にある愛知県体育館(1964年建設)の移転新築の位置付けで、約800メートル北の名城公園内の野球場跡地に建設された。
周辺は愛知学院大学や名古屋造形大学のキャンパスが立ち並び、住宅地や昔ながらの商店街も近接する。市営地下鉄で名古屋駅から最短10分ほどで着く「名城公園」駅に直結するなど利便性も高い。
PFI手法の一つである「BTコンセッション」方式での入札で、前田建設工業とNTTドコモを代表企業とする事業者グループが落札。設計・建設費約400億円のうち約200億円を愛知県が負担し、完成後は県に所有権を移した上で、30年間の施設運営権・約200億円相当を事業者側が持つという形だ。
設計には世界的建築家の隈研吾氏が関わり、高さ約41メートルのメインアリーナに最大1万7000人が収容できる。スポーツでは地元プロバスケットボールチーム「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」のホームアリーナとなるほか、2026年秋に開催されるアジア・アジアパラ競技大会のメイン会場の一つともなる。




















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