ただし、これはIGアリーナが最新の音響や通信環境を備えた施設であり、チケット料金設定などの工夫次第で対処できる。問題は「VIPルームの運用、その一点だ」と伊神社長は訴える。
メインアリーナで4階席まであるIGアリーナは、3階が40室のVIP(スイート)ルームで占められ、原則法人契約による顧客しか入ることはできない。そのVIP客は「開催されるほぼすべてのイベントが観覧できる」と謳われている。つまりスポーツでも音楽でも、行けば自由に見られるというわけだ。しかし、「それが日本のアーティストに引っかかる点」(伊神社長)なのだという。
VIPルームを使わなければならない?
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