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「上場」「1.4ナノ」…ラピダス新戦略の現実味。日本の半導体再興へ、エヌビディアの向こうを張れるか

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ラピダス千歳工場の外観
「顧客を選別している」といぶかる声もある(写真:ラピダス)

特集「半導体新次元 「フィジカルAI」の勝者は誰か」の他の記事を読む

時価総額世界トップの米半導体メーカー・エヌビディアが、新たな世界観を唱えている。人間とロボットが同居し、協働する世界だ。本特集では「フィジカルAI」の最前線に迫った。

国策半導体会社のラピダスが野心的な計画を公表した。

2025年11月、経済産業省は「ラピダス支援法」ともいわれる改正情報処理促進法に基づき、同社に約1兆円の追加支援を行うことを決めた。これまでの支援額と合わせると累計約2兆9000億円に上る。

さらに、31年までのロードマップも公開。当初の「27年に最先端2ナノメートル世代の量産」に加え、次世代である1.4ナノ世代の量産計画が新たに盛り込まれた。5兆円と見込まれていた総投資額は7兆円を超す。31年度の上場も見据えるという。

政府支援前提の資金調達

ラピダスは22年に設立され、トヨタ自動車やソニーグループ、NTTなど国内大手8社が出資している。2ナノ世代の半導体を国産化し、半導体メーカーからの製造受託を行う「ファウンドリー」ビジネスを展開する構想だ。

北海道千歳市で23年に工場建設を開始し、25年7月には試作ウェハーの製造に成功した。「前例のないスピード」(東哲郎会長)で試作にこぎ着けた格好だ。

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