〈インタビュー〉安川電機「人型ロボット」に本格参入、目指す勝ち筋…買収された東京ロボティクス社長「AIロボット用モーターから共同開発する」
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出資の相談から完全子会社化へ
――安川電機の小川社長はもともと「ヒューマノイドはやらない」と断言していました。AIの進化が認識を転換させたとも言えますが、本格参入へと駆り立てたのは、坂本さんとの出会いだったのでしょうか。
それはどうだろうか(笑)。きっかけは一昨年(24年)の秋、エヌビディアが主催したAIイベントでのことだった。小川社長が登壇し「自動化の未開拓領域」について講演された。
質疑応答で私が手を挙げ「(AIを活用して)人間がいる環境にロボットが入るなら、ハードウェアの設計論も変わるべきでは」と投げかけた。社長も「そのとおりだ」と応じてくれたのがすべての始まりだ。
――そこから1年足らずの25年7月に買収が完了しました。かなりのスピード決着ですね。
買収話は急転直下で進んだ。具体的な交渉プロセスが始まったのが25年の春頃。当初は出資の相談だったが、話が盛り上がる中で完全子会社化という形に落ち着いた。
幹部にお会いした際は「日本を見渡して、まともなヒューマノイドを作るベンチャーがほかにありますか?」と率直に問いかけた。現段階で最も技術力があり、今後も作れる自信がある。二足歩行を含め、今の日本で先端的なヒューマノイドを形にできるのはうちだけだ、という自負を伝えた。



















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