有料会員限定

安川電機やファナックも一目置くスタートアップ「Mujin」の正体。ソフトウェアの更新だけで性能3倍、物流の最前線で鍛え上げた「失敗しないAI」とは

✎ 1〜 ✎ 14 ✎ 15 ✎ 16 ✎ 17
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

有料会員限定記事の印刷ページの表示は、有料会員登録が必要です。

はこちら

はこちら

縮小
産業用ロボットのオペレーティングシステムで業界が一目置くMujinのオフィス(東京都江東区辰巳)。段ボール箱の積み下ろしのテストが繰り返されていた (撮影:今井康一)

特集「半導体新次元 「フィジカルAI」の勝者は誰か」の他の記事を読む

AIが現実世界で活躍する「フィジカルAI」が注目を集めているが、日本の強みである産業用ロボットメーカーも大きな影響を受けることになる。フィジカルAI革命の最前線を追う。
ここでは、産業用ロボットのOS(オペレーティングシステム)で世界の覇権を狙うベンチャーについてリポートする。

安川電機やファナックも一目置く

物流センターがひしめく東京・江東区辰巳。その一角に、いま投資家が熱い視線を送るスタートアップがある。産業用ロボットの知能化を手がける「Mujin(ムジン)」だ。

倉庫を改装した天井の高いオフィスには、オレンジ色のロボットアームが淡々と段ボール箱を積み下ろしするテスト空間が広がる。2011年の創業当時は数人だった社員数は、400人超へと拡大。多くを外国籍のトップ級エンジニアが占める。

25年12月、MujinはNTT、NTTドコモビジネスと資本業務提携を締結。併せて、シリーズDラウンドで第三者割当増資と金融機関の融資合計で364億円という巨額の資金調達を発表した。スタートアップの調査を行う「STARTUP DB」によれば、これは国内スタートアップの年間調達額でトップとなる。累計調達額も国内トップクラスの約600億円に達し、出資者には前出のNTTや国内外のベンチャーキャピタルだけでなく、コンサルティング大手のアクセンチュアも名を連ねる。

次ページソフトを入れ替えるだけで性能3倍
関連記事
トピックボードAD