中国の玩具大手の泡泡瑪特国際集団(ポップマート)が、同じく中国の3D(3次元)プリンター・メーカーの拓竹科技(バンブーラボ)に対して訴訟を起こしたことが、知的財産権の専門家の間で注目を集めている。
ポップマートは「潮流玩具(デザイナーズトイ)」と呼ばれる若者向け玩具の草分けで、「LABUBU(ラブブ)」や「MOLLY(モリー)」など数多くの人気キャラクターのIP(知的財産権)を保有する。
一方のバンブーラボは、コンシューマー向け3Dプリンターの開発・製造を手がける新興企業だ。同社は中国の民生用ドローン最大手、大疆創新科技(DJI)の出身者を中心に、広東省深圳市で2020年に設立された。
今回の訴訟の発端は、バンブーラボが運営しているユーザー・コミュニティー「MakerWorld(メイカーワールド)」上に、LABUBUの3Dデータがアップロードされたことだった。23年に開設されたMakerWorldは、現在の月間アクティブユーザー数が1000万人近くにのぼる世界最大級の3Dプリンターのユーザー・コミュニティーだ。
ポケモンやハローキティも
問題のLABUBUの3Dデータは、MakerWorldのユーザーたちにオープンソースのデータファイルとして共有され、誰もが自由にダウンロードして利用できる状態になっていた。それを見つけたポップマートは、知財権の侵害行為にコミュニティー運営者が適切な対応を取らなかったと主張し、バンブーラボとその子会社2社を提訴した。
裁判の初公判は4月2日に開廷する予定だ。なお、ポップマートとバンブーラボは財新記者の取材申し込みに対し、いずれも回答しなかった。
MakerWorldのウェブサイトを財新記者が調べると、LABUBU関連の3Dデータはすでに検索できなくなっていた。しかし日本の「ポケモン」や「ハローキティ」など、(個人ユーザーが作成した)有名キャラクターの3Dデータが今も多数存在することが判明した。





















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