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〈大成建設も食指〉ゼネコンが熱視線注ぐ「サブコン」に再編の兆し/大和ハウスの住友電設買収は序章か

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大和ハウス工業
大和ハウス工業はデータセンター(DC)開発を強化している。短い工期で提供可能なDC商品「Module DPDC」のイメージ(画像:大和ハウス工業)

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にわかに再編の動きが活発化しているゼネコン業界。2025年はインフロニア・ホールディングスが三井住友建設を、大成建設が東洋建設を買収した。前者は準大手クラス同士、後者は大手がマリコンをのみ込むという構図だった。
「ゼネコン大再編」特集の2回目は「サブコン」に焦点を当てる。
1回目 1月5日配信『洋上風力で進む「大手ゼネコン&マリコン」連携』

ゼネコン業界で活発化するM&Aの動きは、サブコン(専門工事会社)業界にも広がるのか――。

ハウスメーカー最大手の大和ハウス工業は2025年12月15日、電気設備工事会社である住友電設へのTOB(株式公開買い付け)を完了した。26年3月下旬に完全子会社化する予定で、買収総額は約2900億円に上る。

大和ハウスが目をつけたのは、住友電設の電気・空調・通信工事領域の技術と人材だ。データセンター(DC)や半導体関連工場の受注を拡大する中、住友電設のノウハウを生かし、大型化・高度化する案件への対応力を高める狙いがある。

芳井敬一・大和ハウス会長CEOは「住友電設の技術力や事業領域はわれわれが目指す『技術の大和ハウス』への変革を加速させる」と話す。

住友電設に関心を寄せていた会社はほかにもあった。「当社も本当に欲しかった」。ゼネコン関係者は悔しさをにじませる。同業のサブコン関係者は「社内で検討したことがあるが(買収価格が)高くて見送った」と明かす。

サブコンなしでは工事が円滑に進まない

各社がM&Aに意欲的な背景には、建設工事でサブコンの重要性が高まっていることがある。

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