――M&Aを積極化する理由は?
売上高や受注を増やすには、M&Aでグループの社員を増やすことが一番重要だ。単体で見た場合、当社の社員は約1万人で、売上高が約1兆6000億円。これを1万人で2兆円にはできないため、M&Aでグループを大きくしないといけない。
M&Aの基本的な位置づけとしては、企業規模を拡大するためではなく、事業領域の拡大を見据えた事業変革のツールと考えている。佐藤秀とピーエス・コンストラクションの買収や、平和不動産への出資は、当社が不足しているものを補完する形だ。
もう1つは、当社の強みをさらに強くしていくこと。今回東洋建設を子会社化したのには、土木事業を強くするという意味もある。
東南アジアに焦点
――M&Aの対象は国内だけですか。
海外に目を向けると、当社は東南アジアで工事や開発を手がけており、現地法人をローカライズするために東南アジア系の会社をM&Aの対象とすることはありうる。
アメリカやオーストラリアでは工事を請け負っておらず、開発事業しか展開していない。アメリカの会社にM&Aをすることは基本的にない。売上高は大きいが、利益が少なく、あまり魅力を感じない。当社のほうが技術はあり、シナジーも大きくなさそうだ。
ハイリスク・ローリターンのM&Aをするつもりはない。



















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