
東洋大学も総合型選抜の形で年内学力入試を実施する予定だ(写真:Mugimaki/PIXTA)
18歳人口が急減する日本。オンラインなど多様な学びが広がる中、日本の大学は今後どう変わっていくのか? そして、そんな中で勝ち組となる「本当に強い大学」はどこか?
『週刊東洋経済』では毎年、臨時増刊『本当に強い大学』を刊行し、最新の大学の現状や課題をまとめている(2025年版の購入はこちら)。
「学力テストの得点で合否が決まる入試」。事情を知らない人が聞くと「当たり前すぎる」、そんな入試が日本の大学受験地図を塗り替えようとしている。
一般選抜で合格し大学に入学する新入生はすでに少数派。総合型選抜や学校推薦型選抜、いわゆる「年内入試」での入学者が過半数を占めている。学力テストで得点勝負の一般選抜は、すでに大学入試の主役ではない。とくにコロナ禍以降、私立大学中心に年内入試シフトが進行し、高校3年の2学期、クリスマスまでに合格通知を手にする受験生が増え続けている。
年明けまで受験勉強をしているのは国公立大学や難関私立大学の受験生、あるいは何らかの理由で年内入試に合格できなかった人ばかり、という状況になっている。
手間がかかる面倒な入試
こうした状況を高校側は歓迎しているのか。
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