なぜ東大を目指す?いちばん多い「意外な理由」 周囲に東大卒がいない環境から目指すきっかけ

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東大 西岡壱誠 ドラゴン桜
(漫画:©︎三田紀房/コルク)
記憶力や論理的思考力・説明力、抽象的な思考能力など、「頭がいい」といわれる人の特徴になるような能力というのは、先天的に決められている部分があり、後天的に獲得している能力は少ないと考える人が多いのではないでしょうか。
その考えを否定するのが、偏差値35から東大合格を果たした西岡壱誠氏です。漫画『ドラゴン桜2』(講談社)編集担当の西岡氏は、小学校、中学校では成績が振るわず、高校入学時に東大に合格するなんて誰も思っていなかったような人が、一念発起して勉強し、偏差値を一気に上げて合格するという「リアルドラゴン桜」な実例を集めて全国いろんな学校に教育実践を行う「チームドラゴン桜」を作っています。
そこで集まった知見を基に、後天的に身につけられる「東大に合格できるくらい頭をよくするテクニック」を伝授するこの連載。連載を再構成し、加筆修正を加えた『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』は、発売後すぐに3万部のベストセラーとなっています。連載第136回は東大を目指す学生の中で、いちばん多いきっかけをお話しします。

東大を目指すいちばんの理由

『なぜか結果を出す人が勉強以前にやっていること』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら電子版はこちら

「どうして東大を目指したのですか」

僕は出会った東大生みんなに、この質問をしています。東大受験を決めたきっかけを知りたくて、こんな質問をしているのです。

この回答に対する答えは、どのようなものが多いと思いますか?

僕の会社で働く仲間たちには、生徒数が少ない地方の高校から東大に合格した人や、10年以上東大合格者が出ていないような高校から東大に受かった人もいます。

そういう人は、先輩も後輩も同級生も「東大に行きたい」と考える人がほとんどいないところから、東大を目指して勉強をしてきたわけです。彼ら・彼女たちは、どんなことがきっかけで東大を目指したのでしょうか?

実はいちばん多いのは、「先生に言われたから」というとてもシンプルな理由です。先生から「『お前、この成績なら東大に行けるんじゃないか』と言われたから」、というただそれだけの理由で東大を目指した人が、とても多いのです。

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