私立大学の5割が定員割れ、1年間で約90校なくなる?「自分だけ生き残れればいい」という発想捨て《地方大学同士が連携》する意味

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共愛学園前橋国際大学学長の大森昭生氏
共愛学園前橋国際大学学長の大森昭生氏。中央教育審議会大学分科会委員や地域大学振興に関する有識者会議の座長を務める(写真:共愛学園前橋国際大学)
1966年に249万人とピークを迎えた18歳人口は現在109万人。2035年には96万人まで減少すると見られている。急激に少子高齢化が進む中、私立大学の5割が定員割れをしている。今後さらに厳しい状況が進むと見られる中、地方大学はどうあるべきか。共愛学園前橋国際大学学長で中央教育審議会大学分科会委員や地域大学振興に関する有識者会議座長を務める大森昭生氏に話を聞いた。

私立大学の「定員割れ」は国や地域の課題

――私立大学の5割が定員割れになっています。この状況をどう捉えていますか?

定員割れの私立大学が3〜4割の時は、まだそれぞれの大学が頑張る余地がありました。「共愛を見てごらんなさい。地方の小規模大学でも頑張っているところがあるよ」とうち(共愛学園前橋国際大学)が好事例として取り上げられ、私も本学の取り組みをお話ししてきました。

しかし、5割を超えると、全国の私学の半分が頑張っていないわけはないし、もはや個々の大学の頑張りで何とかなるフェーズではありません。

もちろん、個々の大学は引き続き頑張らなければなりませんが、それだけでは追いつきません。地方大学の今後を個々の大学だけに任せるのではなく、地域全体、国全体で課題として取り上げるフェーズに入ったのです。

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