公立高校教員の道木さんは、ある日校長に呼び出された(写真:Ushico / PIXTA)
人間誰しも、愚痴を聞いてほしいときもあれば、喜びを分かち合いたいときもある。それは学校の教員も同じだ。つらい経験に共感したり、笑い話にほっこりしたり、はたまた、成功体験をシェアしたり――、そんな学校現場の知られざる「リアル」をお届けしていく。
今回話を聞いたのは、公立高校教員の道木勇人さん(仮名)。校長から再三にわたって残業時間改ざんを強要され、県の教育委員会に公益通報したという。なぜ校長はそんなことをしたのか。そして、公益通報の結果はどうなったのか。
【エピソード募集中】本連載「教員のリアル」では、学校現場の経験を語っていただける方を募集しております(記事は仮名、詳細は個別取材)。こちらのフォームからご記入ください。
プロフィール
投稿者:道木勇人(仮名)
年齢:30代
勤務先:公立高校
投稿者:道木勇人(仮名)
年齢:30代
勤務先:公立高校
仕事を持ち帰ることを促された…
「ちょっと今いいですか。お話があります」
職員室で校長から声をかけられたとき、道木さんは「ついにきた」と感じた。
校長室へ向かうため自席から立ち上がり、さりげなくポケットに忍ばせておいたボイスレコーダーのスイッチを入れる。スマホの録音機能を使わなかったのは、着信で録音が途切れるおそれを考慮したからだ。
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「すぐに勤務時間に関する話だと思いました。ほかに呼び出されるような心当たりはなかったからです。私の残業時間は、その年度ですでに月45時間超が6回に達していたので、一方的な責任追及や無理な要求をされるリスクを考慮し、小型のボイスレコーダーを用意していました」
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