「アスリートは引退後、どうする…?」「元日本代表が地方の雇われコーチに…」起業した元Jリーガーが現役時代に募らせた"危機感"

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元プロサッカー選手の近藤直也さん
Jリーガー、日本代表の経歴を持つ元プロサッカー選手の近藤直也さん(42)(撮影:カネコシュウヘイ)
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いずれの業界でも活躍する、プロフェッショナルの人材。アスリートは最たるもので、己の肉体を駆使して多くのファンに感動を与えている。
しかし、その背景では現役を引退したアスリートのセカンドキャリアへの関心も強まる。
近年では、スポーツ庁がアスリートの現役引退後を見据えた「スポーツキャリアサポート戦略」を推進。引退後のセカンドキャリアに限らず、現役中に別の仕事や学業に取り組む「デュアルキャリア」の必要性もささやかれる。
元Jリーガーで株式会社DOMA代表取締役の近藤直也さん(42)は、現役中の起業によってデュアルキャリアを叶えた。その歩みは、未来のアスリートたちに新たな選択肢を与える。

有名な日本代表選手の引退後に危機感

元Jリーガーで株式会社DOMA代表取締役の近藤直也さんは、現役時代から引退後を見据えて行動してきた数少ない選手の1人だ。

小学校でサッカーをはじめ、柏レイソルユースを経て高校卒業後にトップチームへ昇格。柏レイソルではリーグ優勝、天皇杯優勝、ナビスコカップ優勝、ACL(※)のベスト4を経験し、28歳で日本代表デビュー。

(※当時は、AFCチャンピオンズリーグ。現在はAFCチャンピオンズリーグエリート)

32歳でジェフユナイテッド市原・千葉、35歳でキャリアの最終地点となった東京ヴェルディへ移籍し、2020年にはJリーグで400試合出場を達成。37歳で19年間の現役生活に幕を下ろした。

華やかなキャリアを重ねる裏で、なぜ、別の未来を考えはじめたのか。きっかけは、ある日のなにげないチームメイトとの会話だった。

「食事中に『OBで日本代表候補だったあの選手は今どうしているんだろう?』という話になったんです。引退後の生活を知っているチームメイトがいて、地方のサッカースクールで雇われのコーチをしていると聞きました。もちろん、その生き方は否定するつもりはありません。ただ、誰もが知る実力者で、もっと華やかな道を歩んでいると思っていた。その現実を知ったとき、自分の将来に強い危機感をおぼえました」

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