私たちの心身にはある程度のストレス耐性が備わっており、それは鍛えることによって高めることができる。ところが体調が悪いときなどは耐性が弱まり、外圧に負けてしまうこともあるだろう。
そこで、日ごろからストレッサーを抑えておくことが大切なのだ。ちなみに著者によれば、ストレッサーは下記の5つに分類されるという。

疲労に対処する「DRICS理論」とは
「抑疲労(疲労を抑える方法)」には抑疲労行動、抑疲労思考、抑疲労食事法があり、1つめの抑疲労行動には「DRICS理論」が効果的なのだそうだ。

DRICSは、以下の単語の頭文字からとったもの。
・Reset(リセット)
・Interest(インタレスト)
・Control(コントロール)
・Space(スペース)
Distanceは、ストレッサーからいったん距離を置いたり、遠ざけたりすることでストレスに対処する方法。Resetは、ストレスのもとをリセットするやり方。
Interestは、ストレスを興味や楽しみの対象として捉えなおす方法。Controlは、ストレッサーを自分の支配下に置く。そしてSpaceは、ストレスで埋め尽くされた日常に余白をつくるという意味だ。
つまりDRICS理論とは、これら5つの方法を、上記5つのストレッサーにぶつけることで疲労を抑制していこうという発想なのである。

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