「自他境界があいまいな人」はなぜ疲れやすいのか?"ムダな疲れ"と病気を予防するマイペースのすすめ

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パソコンに向かう女性
自分は自分。自他境界をあいまいにせず、割り切るのもときには大事(写真:eizan/PIXTA)
忙しくもないのになぜか疲れている。そう感じることはありませんか?
休養学の提唱者で、日本リカバリー協会代表理事の片野秀樹氏によると、自分より家族を優先したり、“察する”のが得意な人ほど疲れを感じやすく、反対にマイペースな人ほど疲れにくいといいます。
「のんびり屋さん」「人の迷惑を考えない」など、必ずしも好意的に捉えられていない“マイペース”の意外な側面について、片野氏の最新著書『疲労学』から抜粋・編集して紹介します。

自分で締め切りを設定してみる

マイペースには別の意味もあります。

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私たちは、つねに締め切りや期限に追われています。「○日までに納品」「プレゼン資料は来週中に提出」「請求書は月末までに精算」……。

ほかにも、歓送迎会の出欠、社内セミナーの申し込み、年末調整の申告などさまざまです。

プライベートでも、家賃の支払い、自動車保険の更新などのほか、ライブチケットの申し込みは○日まで、明日からの旅行の荷造りをしないと……など、いろいろあると思います。

締め切りに追われるのはとても大きな心理的ストレッサーになります。

そこで、本来の締め切りとは別に、自分で締め切りを設定してみるのをおすすめします。

どういうことかというと、なるべく先手先手で進めて、早めに済ませてしまうのです。これがもう1つのマイペースといえるでしょう。

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