「イズミヤが撤退→他スーパーにも誘致を断られる」…第三セクター運営で大失敗「栃木の廃墟モール」再開発の悲しい"顛末"

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「ロブレ」
駅前活性化を目指した再開発により建てられた「ロブレ」(筆者撮影)
ガラガラで人がいない。空き区画だらけ。BGMだけが虚しく響いている――。日本各地に、そんな「廃墟モール」が存在する。
かつて繁栄した商業施設は、なぜ廃墟になってしまったのか? 理由を探ると、7つの要因が見えてきた――この連載では、大手ショッピングモール会社での勤務歴を持ち、プライベートでも500以上のモールを巡ったライターの坪川うたさんが現地を実際に訪れてリポート。廃墟モールが生まれる理由を紐解いていく。

前編では、ショッピングモールとしての活気を失った「ロブレ」の現状をリポートした。そして廃墟モールが誕生する7つの要因のうち、①競合施設の存在、②モータリゼーションの進展、⑦核テナントの撤退が当てはまると分析した。

後編では、同様の理由で衰退した駅前商業施設の事例を挙げ、さらに詳しく考察する。

"駐車場"で負けた「ロブレ」

「ロブレ」は、郊外の大型店に押され気味だった駅前の活性化を目指した再開発によって建てられた。運営管理を担ったのは、小山市や核テナントのイズミヤが出資する第三セクターの小山都市開発。「ロブレ」がオープンした1994年時点で、すでに人の集まる場所が駅前から郊外へ変わりつつあった。

「ロブレ」外観
「ロブレ」は郊外の大型店に対抗すべく開発された(筆者撮影)
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