「イズミヤが撤退→他スーパーにも誘致を断られる」…第三セクター運営で大失敗「栃木の廃墟モール」再開発の悲しい"顛末"

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翌年の1995年には、「ロブレ」の目の前にあった「長崎屋」が閉店している。「長崎屋」の閉店は「ロブレ」のオープンに加え、郊外の大型店の存在も一因であった。

車社会に対応すべく、「ロブレ」の隣には立体駐車場を備えた「ロブレ632」が建てられ、別棟も含めて約850台の駐車場が設けられた。

現在の「ロブレ632」
現在の「ロブレ632」。下層階が店舗、上層階が立体駐車場になっている(筆者撮影)
別棟「カーサロブレ」
もう一つの別棟「カーサロブレ」も同時に建てられた(筆者撮影)

しかし、たとえば「ジャスコ小山ショッピングセンター(現イオンモール小山)」の駐車場は約1800台もあり、郊外の大型店と比べて「ロブレ」の駐車場は少なかった。また「ロブレ」の駐車場は大部分が立体駐車場だが、ジャスコをはじめとした郊外の大型店は広い平面駐車場を備えており、駐車しやすい。

「イオンモール小山」
大きな駐車場を備えて「ジャスコ小山ショッピングセンター」としてオープンした「イオンモール小山」(筆者撮影)

「ロブレ」核テナントだったイズミヤの閉店

「ジャスコ小山ショッピングセンター」の影響で売り上げが伸び悩んだ「ロブレ」の核テナントであるイズミヤは、1998年に食料品売り場を閉店している。

その後も周辺に駐車場を備えたGMS(総合スーパー)の出店が相次ぎ、その対策として2003年には「ロブレ」に新しい駐車場が増設された。赤字が続いていた核テナントのイズミヤも、初の本格改装を実施した。

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