【医師が解説】シニアの筋力低下を防ぐ"筋トレ以外"の意外な要素と「筋肉を育てる」生活習慣

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シニアの筋力低下を防ぐ「筋トレ以外」の意外な要素について解説します(写真:Ushico/PIXTA)
近年、「健康と要介護の間」を意味するフレイルという言葉をよく耳にしますが、中山クリニック院長で整形外科医の中山潤一氏が、フレイルに陥る大きな要因の1つとして挙げるのがシニアの筋力低下です。
そこで本稿では、シニアの筋力低下を防ぐ"筋トレ以外"の意外な要素と、「筋肉を育てる」ために本当に効果的な生活習慣について、中山氏の著書『動ける体が大復活する1分体操』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

「本当に効果的」な生活習慣の見直し

「筋力を低下させる習慣」と聞いて、何を思い浮かべますか?

まずは、「運動不足」、特に「筋トレ不足」ですね。そして、「高糖質の食事」「過度の飲酒」も当てはまります。

こういうものはすべて、糖尿病や心疾患、引きこもりの原因として知られていますが、それだけではなく、筋力の不足にもつながり、結果として動けない状態を招きます。

さらに、実は「寝不足」や「喫煙」も、筋肉を育てていくうえで敵になるのです。どういうことなのか、説明していきましょう。

よく「寝る子は育つ」といわれますが、年齢にかかわらず、誰にとっても睡眠は大事です。1日に7~8時間睡眠をとる男性は、1日6時間睡眠をとる人よりも高い筋力を持つというデータもあります。

メジャーリーグで大活躍の大谷翔平選手も「時間があったら寝ている」といいます。メジャーリーグを目指さない私たちも、1日に7時間以上は眠りたいものです。

また、睡眠が足りないと、成長ホルモンが出にくくなります。また、IGF-1と呼ばれる成長因子の分泌も減ります。その結果、筋肉のタンパク質の合成が約19パーセントも減ったという実験結果もあります。

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