「ビニールで目隠し」「階段には"立入禁止"の張り紙も」…バブル期に生まれた「千葉の廃墟モール」大失敗の要因

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あすみが丘バーズモール
バブル感が漂う豪華なモールはなぜ衰退した?(筆者撮影)
ガラガラで人がいない。空き区画だらけ。BGMだけが虚しく響いている――。日本各地に、そんな「廃墟モール」が存在する。
かつて繁栄した商業施設は、なぜ廃墟になってしまったのか? 理由を探ると、7つの要因が見えてきた――この連載では、大手ショッピングモール会社での勤務歴を持ち、プライベートでも500以上のモールを巡ったライターの坪川うたさんが現地を実際に訪れてリポート。廃墟モールが生まれる理由をひもといていく。

バブル漂う楽しげな外観に反し、空き区画が目立つ

チバリーヒルズと呼ばれる高級住宅街「ワンハンドレッドヒルズ」がある千葉市緑区あすみが丘。JR外房線の土気駅前から313haに及ぶ区画整理事業によって誕生したニュータウンだ。

その土気駅前にあるモールの廃墟化が進んでいる。1989(平成1)年のバブル真っ只中に東急不動産が開発した「あすみが丘バーズモール」である。

土気駅を出ると、「あすみが丘バーズモール」が見えてくる。バブル期を感じさせる色使いや、モール名にちなんだ鳥のオブジェなどが個性的で楽しげな外観だ。

単なるハコモノではなく、三角屋根やカラフルな色使いが特徴的な複数の建物で構成されており、街らしさが感じられる。オープンした1989(平成1)年には、都市景観形成に寄与している建築物を表彰する「千葉市優秀建築賞」を受賞している。

【画像20枚】「ビニールで目隠し」「階段には"立入禁止"の張り紙」…バブル期に生まれた「千葉の廃墟モール」はこんな感じ
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