廃墟モールにロピアが入居→ロピア周辺だけにぎわう…「復活が叶わない」施設の特徴と、"皮肉な延命"から学べること

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ロピア
「廃墟モールにロピア」という状況から、日本の商業施設の現在地を考える(筆者撮影)
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前編では、「廃墟モール」と呼ばれてきた商業施設にロピアが続々と入居していることを解説した。居抜きで低コストに入り、強い集客で人を呼ぶ。理屈としてはきわめてわかりやすい。

ところが現場を見ると、また別の風景もある。ロピアは混んでいるのに、モールは静か。こんな光景だ。ロピアのレジだけが列を作り、通路はスカスカで、閉まったシャッターが視界に入る。

この「ロピアだけにぎわう」は、見た目以上に厄介だ。ロピアは「人を呼ぶ」が、それだけではモール全体のにぎわいが戻らないこともある。実はこの状態には、現在の廃墟モール、および商業施設をめぐる構造的な弱点が潜んでいる。

ロピア周辺はにぎわっているが……

実例としてわかりやすいのが、大阪・岸和田にある「岸和田カンカンベイサイドモール」だ。

岸和田カンカンは、アウトレット色の強いWEST館と、日常使いできるEAST館が分かれている。1997年にEAST館がオープンし、2年後の1999年にWEST館がオープンした。特にWEST館はアウトレットモールとして誕生したが、2000年に「りんくうプレミアムアウトレット」が誕生したことにより、客足が奪われてしまう。

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