東京の場末"住みたくない街"人口増の意外なワケを地元住民たちが明かす 「線路沿いにはバーボンロード」「この街にはすべてがそろっている」

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蒲田
蒲田の駅前(筆者撮影)
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ヤンキーが多い、治安が悪そう。いろいろ言われてきた東京にある場末の街。だけど、「住むとちょっといい」。だから人口も増えている。
この連載では、一般的な「住みたい街ランキング」には登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。定番の「住みたい街」にはない「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。

とくに危ない?7丁目

「ネットで、首都圏の住みたくない街ランキングを検索すると、絶対に蒲田が上位に上がってるんですよね」

編集者とのそんな会話から、今回の街が決まった。住みたくない街ランキングは、きちんとアンケートを取ったであろうものから、かなりいい加減っぽいものまで玉石混交だ。しかし、どのランキングを見ても、確かに蒲田はトップ5くらいまでのどこかにいる。

これ、芸能人の不人気ランキングと同様で、「有名で好かれているからこそアンチも多い」という現象なのではないか。きっとそうに違いない。ということで、蒲田を訪ねてみることにしたわけだ。結論からいうと、蒲田は住むとかなりいい街だ。

住みたくない街ランキングの「住みたくない理由」を見ると、いろいろ挙げてはいるが、要するに”雰囲気が怖い”に収束されるようだ。蒲田駅から東急池上線で2駅の池上に事務所を構える「不動産クリニック(東京都大田区池上3-39-12)」の代表取締役・鈴木豪一郎さんは次のように語る。

「雰囲気が怖いというのは20年くらい前のイメージですね。今ではそんなでもないですよ」(鈴木さん)

不動産クリニック 蒲田
「不動産クリニック」代表取締役・鈴木豪一郎さん。事務所のあるビルの屋上にて(筆者撮影)

とはいえ警視庁の統計「犯罪発生状況」(2025年累計)を見ると、例えば、駅西側の「大田区西蒲田7丁目」は、暴行:15件/傷害:17件、侵入窃盗:3件/オートバイ盗:1件/自転車盗:81 件/万引き:42 件/置き引き:4件/詐欺:12件――と、かなりヤバそうだ。

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