「設計者は28人、前代未聞の団地」「中はどうなってるの?」 長野・元五輪選手村を転用《あまりに奇抜な団地「今井ニュータウン」》の"すごい室内"

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「今井ニュータウン」のバス停
ユニークな建造物が並ぶ、元オリンピック選手村の「今井ニュータウン」(写真:筆者撮影)
思わず足を止めて眺めてしまうような、街中にある少し変わった形をした物件――。
いったいなぜ、そのような形になったのか。そこには、どんなドラマがあり、どのような生活が営まれているのか。
連載「『フシギな物件』のぞいて見てもいいですか?」では、有識者や不動産関係者に話を聞き、“不思議な物件”をめぐるさまざまな事情に迫る。
【前編を読む】「あまりに個性的すぎる団地が完成」 長野五輪「元オリンピック選手村」30年後の現在…《今井ニュータウン》を訪ねて見た"驚く光景"

「長野オリンピック」の痕跡があちこちに残る

長野市川中島町今井原。JR今井駅のすぐ近くに、「元オリンピック選手村」という特殊な背景を持つ住宅がある。1998年10月に誕生した「今井ニュータウン」だ。

多様なデザインの住棟が並び、水路が走り緑地が点在する。30年近く前に植えられた木々はしっかり根を張り、季節を映し出す。

中央の広場で、オリンピックの名残りを見つけた。地面に五輪マークが描かれ、住棟のふもとには「選手村跡」の記念碑が立っている。石のボードを見ると、プレートにメダリストの名前が刻まれていた。

オリンピックの痕跡
オリンピックの痕跡が日常にさりげなく溶け込んでいる(写真:筆者撮影)

今井ニュータウンは、オリンピックの選手村の一時利用を含む、長野市の住宅整備事業として進められた。住宅としてほぼ仕上がった状態のもと一部仮設工事が施され、98年冬のオリンピックを迎えた。

大会後、工事を経てエンドユーザーに分譲され、市営住宅や県職員住宅、国家公務員住宅、民間の企業住宅、分譲住宅など1032戸を内包するニュータウンが誕生した。

用地費や建物建設費、道路や公園、緑地など、今井ニュータウン建設事業に係る総事業費は、412億円だった。

【写真を見る】「前代未聞の“すごい団地”の内部を公開!」長野《今井ニュータウン》の室内はこんな感じ(31枚)
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