
名古屋駅から快速で約20分、岐阜駅に到着する。金色に輝く織田信長像が立つロータリーに出て、バスに乗った。
大通りを抜け、北西へ。長良川を渡り、濃尾平野の端をバスは走る。しばらくするとインパクトある建物が見えてきた。
濃尾平野の北に存在するフシギな建物
バスを降りて周囲をめぐる。だいたんな外階段に、カラフルでポップな壁色、ガラス窓に覆われたスタイリッシュな雰囲気に目が奪われた。ギザギザした形やブロックを積み上げたような変わった形の建物など、4棟が立っている。
そんなフシギな建物の正体は、岐阜県の県営住宅「ハイタウン北方(きたがた)」である。岐阜市の隣、本巣郡北方町(もとすぐんきたがたちょう)に立っている。
県営住宅の建て替え事業によって計画され、1998年に第1期建設工事が竣工。2000年に第2期建設工事が竣工し、全430戸が住まいとして供給された。
フシギさを放つ住棟をもっとじっくり眺めたい。内部をのぞいてみることはできないだろうか。岐阜県の都市建築部住宅課に相談したところ、敷地内や住戸を案内してもらう機会に恵まれた。
早速足を踏み入れると、さらにフシギな光景が目の前に現れた。
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