メインストリートの「けやき通り」の入り口に立つ斬新なデザインの住棟を訪ねた。建設時「G工区」と呼ばれた市営住宅で、市の建設部住宅課の関係者に話を聞きながら見学する機会を得た。
敷地に足を踏み入れると、そこにはさらに濃厚な景色が広がっていた。
今井ニュータウンの住棟は、ほとんどが中庭を囲むように立っている。このG工区も同様で、北から西、南側にコの字型で立つ。
分節は細かく、住戸がぎゅうぎゅうに詰まっているように見える。斜めの柱や外階段があり、通路や屋根がズレているようにも見える。動き出しそうな、にぎやかな造形だ。
ユニークな建物の気になる「部屋の内部」
この住棟は、建築家の遠藤剛生さんを中心とした「遠藤・アルス・新長野・北沢 設計共同企業体」が手がけている。
見学したのは、「車イス使用者向け住宅」だ。今井ニュータウンは、まちも住まいもバリアフリーを意識し、特に公営住宅はパラリンピック利用も前提に設計されている。
今回のぞいた住宅にはスロープがあり、扉や玄関、廊下も大きめの寸法で作られていた。
間取りは1LDK。光が差し込み窓辺には日だまりができている。
キッチンの流し台は車椅子のまま調理や洗い物ができるよう、低めに設計されている。足元が空いていて、コンロは造り付けだ。隣にはテラスが続く。居間と連続した空間性で、もう1つのリビングのよう。



















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