「設計者は28人、前代未聞の団地」「中はどうなってるの?」 長野・元五輪選手村を転用《あまりに奇抜な団地「今井ニュータウン」》の"すごい室内"

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メインストリートの「けやき通り」の入り口に立つ斬新なデザインの住棟を訪ねた。建設時「G工区」と呼ばれた市営住宅で、市の建設部住宅課の関係者に話を聞きながら見学する機会を得た。

敷地に足を踏み入れると、そこにはさらに濃厚な景色が広がっていた。

住棟
「けやき通り」沿いに立つフシギな住棟(写真:筆者撮影)

今井ニュータウンの住棟は、ほとんどが中庭を囲むように立っている。このG工区も同様で、北から西、南側にコの字型で立つ。

分節は細かく、住戸がぎゅうぎゅうに詰まっているように見える。斜めの柱や外階段があり、通路や屋根がズレているようにも見える。動き出しそうな、にぎやかな造形だ。

中庭から見た住棟
中庭から見た住棟(写真:筆者撮影)
今井ニュータウン
西棟から南棟を見る(写真:筆者撮影)

ユニークな建物の気になる「部屋の内部」

この住棟は、建築家の遠藤剛生さんを中心とした「遠藤・アルス・新長野・北沢 設計共同企業体」が手がけている。

見学したのは、「車イス使用者向け住宅」だ。今井ニュータウンは、まちも住まいもバリアフリーを意識し、特に公営住宅はパラリンピック利用も前提に設計されている。

今回のぞいた住宅にはスロープがあり、扉や玄関、廊下も大きめの寸法で作られていた。

間取りは1LDK。光が差し込み窓辺には日だまりができている。

キッチンの流し台は車椅子のまま調理や洗い物ができるよう、低めに設計されている。足元が空いていて、コンロは造り付けだ。隣にはテラスが続く。居間と連続した空間性で、もう1つのリビングのよう。

棚で区切られた室内
棚で区切られ、向こう側にキッチンが見える(写真:筆者撮影)
キッチン
キッチンは住戸の奥まったところではなく外部に開けた場所にある(写真:筆者撮影)
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