「大病で死を意識」佐藤優氏が説く"残りの時間の使い方"――忙殺された時間から「自分のための時間」を取り戻すための知恵
経験上知っているけれども、言葉にして説明しようとすると困難なもの──。それが時間なのです(写真:genzoh/PIXTA)
私たちは日々の忙しさの中で、自分の「残り時間」を振り返る余裕がなくなっています。しかし、人生の残り時間は刻一刻と減っていきます。
若くて元気なうちは、この当たり前のことを意識することが難しい。時間が無限に続くような幻想を持ちがちです。ですが、年を取って体が思うように動かなくなったりすると、自分の時間が有限であることに直面します。
そのときになって残り時間の少なさに愕然としたり、時間の使い方を改めて考えるようになるのです。
ここ数年慢性腎不全の悪化により、自身の余命を強く意識したという作家の佐藤優氏。限られた時間をどのように捉え、活用していくべきか。同氏の新刊『残された時間の使い方』の内容をもとに、人生後半における生き方や働き方を3回にわたって紐解いていきます。
時間が永遠に続くという幻想
残念ながら、すべての生ある存在は有限な時間しか持ち合わせていません。ただ、若くて元気なうちはなかなかこの当たり前のことを意識することが難しい。時間があたかも無限に続くような幻想を持ちがちです。
ですが、年を取って体が思うように動かなくなったり、病気をしたりすると初めて、自分の時間が有限であること、すなわち現実に直面します。その時になって残り時間の少なさに愕然としたり、時間の使い方を改めて考えるようになります。
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