主体性のある自分時間を増やすためにポイントとなるのが「教養」です(写真:Graphs/PIXTA)
私たちは日々の忙しさの中で、自分の「残り時間」を振り返る余裕がなくなっています。しかし、人生の残り時間は刻一刻と減っていきます。
若くて元気なうちは、この当たり前のことを意識することが難しい。時間が無限に続くような幻想を持ちがちです。ですが、年を取って体が思うように動かなくなったりすると、自分の時間が有限であることに直面します。
そのときになって残り時間の少なさに愕然としたり、時間の使い方を改めて考えるようになるのです。
ここ数年慢性腎不全の悪化により、自身の余命を強く意識したという作家の佐藤優氏。限られた時間をどのように捉え、活用していくべきか。同氏の新刊『残された時間の使い方』の内容をもとに、人生後半における生き方や働き方を3回にわたって紐解いていきます。
自分時間を増やす
働き方改革によりせっかく自由な時間が増えたとしても、その時間を無為に過ごしてしまっては主体性のある自分時間にはなりません。
例えばSNSやスマホのゲーム、ギャンブルや飲酒、飲み会……。いずれも常習性や依存性が高く、ハマってしまうとお金はもちろんですが、時間も奪われてしまうことになります。
息抜きやストレス解消として楽しむのはいいとして、それにのめり込んで時間をむやみに使っている間は、主体的な自分時間ではなく、他者によってコントロールされた「他者時間」を過ごしているにすぎません。
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