大量飛散でいつもの薬が効かない!重症花粉症で注目の治療薬「ゾレア」とは?内科医が教える"最新治療の2ステップ"

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今年は大量飛散の年のようです(写真:グリーンアゲート/PIXTA)

毎年春先になると、スギ花粉による鼻水やくしゃみ、目のかゆみで仕事のパフォーマンスが著しく低下する――。これは単なる不快症状ではなく、多忙なビジネスパーソンにとって深刻な「ビジネスリスク」です。

そんななか、にわかにSNSなどで話題となっているのが、「ゾレア(オマリズマブ)」という薬です。本稿では、花粉症のメカニズムとゾレアという薬の正体について、説明したいと思います。

「自然に治る」は期待しない

最新の疫学調査によれば、日本におけるアレルギー性鼻炎の有病率は49.2%、そのうちスギ花粉症は38.8%にも達しています。この20年間で有病率は顕著に上昇しており、もはや放置して自然に治る(自然寛解)ことを期待するのは、中高年層においても現実的ではありません。

花粉症といえば、多くの人が市販されていたり病院で処方されたりした抗ヒスタミン薬を服用していますが、重症者においては「薬を飲んでも症状が治まらず、仕事や会議に集中できない」「副作用の眠気で思考が停止する」といった限界が露呈します。

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