「大病で死を意識」佐藤優氏が説く"残りの時間の使い方"――忙殺された時間から「自分のための時間」を取り戻すための知恵

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ところが現代人は、ファクトの時間を意識しすぎるあまり、ついついトゥルースの時間を見失いがちです。時間に追われ、仕事の忙しさの中で予定通りの進捗管理や締め切りなどに縛られる。それらを必死でこなすのですが、振り返ると自分の時間というものがほとんどなかった……。

せわしない時間に追われることが、私たちの日常になっています。

「心を亡くす」時間の使い方とは?

残された時間の使い方
『残された時間の使い方』(クロスメディア・パブリッシング)。書影をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

忙しいという字は、よく言われるように心を亡くすと書きますが、まさにファクトの時間に縛られ、追われることで、心を失ってしまうケースが多いように思います。これはまさに時間泥棒に遭っていることと同じでしょう。

結局のところ、その時間は会社だったりさまざまな組織だったり、大きなものによって定められた時間です。そして、それによって誰かの利益や利得につながっているわけです。

一方、私たちの意識が関わり、そこに意義や意味を見出すことができる時間こそ、時間を主観的にあるいは主体的に生きるということにつながります。

だからこそトゥルースの時間を意識して、ファクトの時間に侵食されつくさないよう自分の時間を生み出し、確保するという意識が大事になると考えます。

佐藤 優 作家・元外務省主任分析官

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さとう まさる / Masaru Sato

1960年、東京都生まれ。同志社大学大学院神学研究科修了。

2005年に発表した『国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて』(新潮社)で第59回毎日出版文化賞特別賞受賞。2006年に『自壊する帝国』(新潮社)で第5回新潮ドキュメント賞、第38回大宅壮一ノンフィクション賞受賞。『読書の技法』(東洋経済新報社)、『獄中記』(岩波現代文庫)、『人に強くなる極意』(青春新書インテリジェンス)、『いま生きる「資本論」』(新潮社)、『宗教改革の物語』(角川書店)など多数の著書がある。

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