「健康診断は毎年必須」は嘘だった? 医学的に正しい"受診頻度"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真:rogue/PIXTA)
毎年、義務のように受けている健康診断。「年1回の健診は必須」という常識を疑ったことはありますか? 実は、アメリカの専門学会では、すべての人に対する一律の定期健診は支持されていません。とはいえ、日本において健診が果たす役割は大きい面もあります。本稿では、『最新科学が覆す 体にいいのはどっち?』より一部抜粋のうえ、これまで盲目的に受けてきた健診の真実と、本当に必要な「受診の頻度」を解説します。

全員が年1回受ける必要はない

健康診断は毎年受けたほうがいい?

簡単に回答できるようで、実は難しい質問です。回答は◯ですが、自信を持って◯とも言い切れません。

健康診断を毎年受ける必要があるかについて、現時点では、みなさんが毎年1回の健康診断を一律に受けることをおすすめするだけの根拠は実はありません。

年1回の健康診断が死亡率や主な心臓の病気を減らすなどの効果は示されておらず、アメリカの専門学会でも、すべての人に対する定期的な健康診断は支持されていません。

一方、健康診断は高血圧やコレステロールの問題を代表とする慢性的な病気の早期発見や大きな病気のリスクの管理には貢献してくれる可能性があり、日本のようにかかりつけ医の制度が十分に浸透していない国では有用性が高いと考えられています。

このため、日本で特に持病がなく普段病院を受診することがない人にとっては毎年の健康診断が役に立つでしょう。1年に1回の健康診断だけが唯一の医療機関との接点であることも少なくないからです。

次ページ中身や頻度は見直されるべき
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事