「健康診断は毎年必須」は嘘だった? 医学的に正しい"受診頻度"

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一方、人間ドックは多項目の検査を一度に行い、生活習慣病やがんの早期発見に貢献してくれる可能性はありますが、すべての検査を受けることでがんの死亡率や心臓の病気を減らす効果は示されていませんし、リスクとベネフィットのバランスがどちらに傾くかの検証も十分に行われていません。

がん検診の代わりにはならない

過剰な検査は害ばかりを増やしている可能性も否定できません。人間ドックは予防医療に触れる機会を増やす点では有用ですが、エビデンスに基づくがん検診の代わりにはなりません。

日本ではがん検診の受診率が低く、特に乳がん・子宮頸がん検診の受診率はOECDの平均を下回っています。仮に好みで人間ドックを受けていても、国が推奨するがん検診で足りないところは個別に受けることが大切です。

・がん検診を受けることで、対象がんの死亡リスクは減少する。
・リスク・ベネフィットのバランスが科学的に評価されている。
・人間ドックは追加の位置づけ。死亡リスク減少効果は未確立。

 

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山田 悠史 米国老年医学・内科専門医

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やまだ ゆうじ / Yuji Yamada

慶應義塾大学医学部を卒業後、日本全国の総合診療科で勤務。現在は、米国ニューヨークのマウントサイナイ医科大学老年医学科で高齢者診療に従事する。フジテレビ『FNN Live News α』のコメンテーター、 WEBマガジン『ミモレ』やニュースメディア『NewsPicks』の連載の他、コロナワクチンの正しい知識の普及を行う一般社団法人コロワくんサポーターズの代表理事、カンボジアではNPO法人APSARAの常務理事として活動。著書に『最高の老後 「死ぬまで元気」を実現する5つのM』(講談社刊)、『健康の大疑問』(マガジンハウス新書)がある。Twitter:@YujiY0402

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