「人生は思ったよりも短い」——59歳デザイナーの"だから、ひとり暮らし"。29歳で転身し、「前だけを見て」クリエイティブの世界を走り続ける

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有田さんの自宅
目黒区にある有田さんの部屋。戸建てでの家族との暮らしを経て、今は目黒区のワンルームでひとり暮らし(撮影:今井康一)

ひとりで住む人の部屋と人生を紹介する連載「だから、ひとり暮らし」。今回話を聞いたのは、デザイナーで大学講師の有田昌史さんだ。

法律の仕事から29歳で転身し、デザインやアートの分野で歩んできた有田さんは、かつて家族と一軒家で暮らしていた。いまは、アトリエやセミナールームとしても使うこの部屋で、ひとり暮らしを楽しんでいる。目黒区にあるワンルーム、24㎡、家賃約11万円。

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家族と暮らす時間を経て選び取った「ひとり」の暮らしから、人との距離のとり方や、感性を保つ工夫を見ていく。

子どもの頃の驚きを手放さない

カラフルで、配色に独自のリズムがある有田さんの部屋は、つい立ち寄ってみたくなる雑貨店のような、美意識の行き届いた空間だ。

だから、ひとり暮らし
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有田さん自身がデザインしたテキスタイルや、さまざまなモチーフのオブジェ、ページをめくりたくなるアートブックが、壁や棚のそこかしこにレイアウトされている。

アイテムも色数も多いはずなのに、まったく雑多な印象がない。天体、旅、ファンタジー。そうしたモチーフがコーナーごとにゆるやかにつながり、部屋全体を見まわしたとき、ひとつのストーリーが立ち上がる。こういう部屋を「世界観がある」というのだろう。

月や星、宇宙のモチーフがそこかしこにあることを指摘すると、「子どもの頃から、天体が好きだったんですよ」と有田さんは言う。

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