活況の予感を見せる日本の造船業界。船そのものを建造する造船会社は、首位の今治造船をはじめ非上場の会社が多い。ただ、船に搭載するエンジンや、計器類など周辺領域で活躍する上場企業は数多くある。『会社四季報』で独自に選定する市場テーマで「船舶」に分類される銘柄は74に上る。
船舶用塗料で世界2位のシェアを持つ中国塗料
楽天証券経済研究所の西勇太郎グローバルアナリストは「造船関連の有名企業は株価が上昇したところも多いが、事業の一部に造船関連がある企業や小さな会社では、まだ十分に上がっていない銘柄もある。グローバルに展開している企業や、これから業績が伸びる見込みの企業を探すのがよいのではないか」と話す。
自社の主力製品が造船関連で高い競争力を持つのは、例えば中国塗料だ。船舶用塗料で世界2位のシェアを持ち、世界20カ国、約60拠点で事業を展開する。足元では高付加価値化や価格改定も進展し、業績は上昇基調だ。
ディーゼルエンジンでは、ジャパンエンジンコーポレーションが独自技術のライセンス供与で中韓のメーカー向けに大躍進。部品供給など関連事業も順調だ。ダイハツインフィニアースも発電用補機関が世界大手の一角を占め、グローバルな成長を享受できる。



















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