プルデンシャル生命が社員らによる不適切な金銭の受領(総額約31億円規模)についての謝罪会見を開きました。論点の中心は不正の温床となった組織と責任の所在ですが、SNSで拡散したのは、発言内容だけでなく司会者のスーツの着こなしでした。
服装はどうしても「着ている人の価値観が、にじみ出てしまう」もの。つまり本人の意図とは無関係に、服がメッセージを語ってしまい揶揄されることがあるのです。
そして本稿は、この事例の服装批判ではなく、ビジネスマンならば誰にでも起こりうる「謝罪に伺うときのビジネスファッション」について学ぶことを目的としています。
会見ではなくとも、組織の一員である以上、「謝罪に伺う」という事態は、誰にでも起こりうることだからです。
「攻めたスーツ」が世間にもたらしたイメージ
今SNSでささやかれていることを一言で表すと、会見の進行を務める方のスーツ姿が、「攻めすぎではないか」という違和感に集約されます。
たしかに初見で映像を見たとき、ゆとりを極限まで排除したスタイリッシュなシルエットは「謝罪会見らしからぬ印象」と感じましたし、ジャケット襟のデザインやカフリンクスが目立つダブルカフスのワイシャツは、会見仕様に見えませんでした。
ここからわれわれが学べることは、まず「スーツの取捨選択」だと考察しています。というのも昨今スーツの着用機会は減少し、金融業界においてもオフィスカジュアルが広がっています。だからこそ「フォーマルなスーツは1、2着しか残していない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。


















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