プルデンシャル謝罪会見「攻めたスーツ」が集中砲火を浴びた背景事情…「スーツがおしゃれすぎる」「謝罪の場に相応しくない」という声も

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そしてスーツの柄は、無地一択。日頃のビジネスライフでは、シャドーストライプのような織り柄がある生地も定番ですが、通常とは異なる印象が求められる謝罪シーンでは無地を選びたいところ。これはネクタイ柄についても同様です。

ネクタイ色については、色彩心理学で「重厚感」と言われる紺を選びます。言い換えれば「誠実さ」と「冷静さ」を両立させているということだからです。

ネクタイの締め方も注意

またネクタイの締め方についても気を付けましょう。ファッション感度が高い人が、ネクタイの結び目につくる「ディンプル(くぼみ)」をこしらえず、平坦に結ぶこと。洒落っ気を消すことは、テクニックというより、謝罪の作法だから。お相手の感情に寄り添っていくことで、スーツの着こなしも変わるはずです。

謝罪の場で、しばしば誤解されがちなのが「反省している雰囲気」を服装で演出しようとする試みです。しかし実際には、人は相手の反省の深さを、スーツやネクタイから直接読み取っているわけではありません。

黒に近い濃紺ネクタイも、ディンプル(結び目下の窪み)は謝罪に相応しいと言えない(写真:筆者撮影)

見られているのは、距離感だと考えています。この人は、こちら側に立ってくれているのか、それとも、自分の立場や組織の文脈に身を置いたまま謝罪をしているのか。

たとえばボディーラインを強調する細身スーツや、存在感のあるディテールは、すべて「通常時であればスタイリッシュですね」と評価されるかもしれません。ですが謝罪の場においては、それらは「お相手との距離を遠ざける」方向に作用してしまうものです。

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