反抗期より怖い「過剰適応」に表れる子どもの悲鳴、"手のかかる子"はむしろ放置でいい?!子育ての落とし穴「サイレント・ネグレクト」とは

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子どもは無意識のうちに、「親に自分を見てほしい」「自分にかかわってほしい」と渇望しています(写真:aijiro/PIXTA)
【質問】
中2と小5の二人の息子がいます。下の子は何も言わずにきちんとやる子なので、何も問題ありませんが、上の子は手がかかり、いつも振り回されています。イライラは毎日のことで、このような状況で私はどのように心を保てばいいでしょうか?
(仮名:さやさん)

「上の子に振り回されてイライラが止まらない。どう心を保てばいいか」

こうした兄弟姉妹間の差に関する悩みは、実は多くの親御さんが抱える「子育ての永遠のテーマ」と言えるかもしれません。そうしたときに、どうすれば、手のかかる子を手のかからない子にするか、ということに焦点が当てられがちです。しかし、今日ここでお話しするのは、さやさんが予想している回答とは真逆になるかもしれません。

結論から申し上げます。

さやさんを悩ませている「手のかかる上の子」は、今のままで順調に育っており、精神的には「安心」な状態です。逆にさやさんが安心しきっている「手のかからない下の子」のほうが、実は心理的なケアが急務である可能性が高いです。

「えっ? どういうこと?」と思われたかもしれません。この記事を読み終える頃には、上のお子さんへのイライラが「安堵」に変わり、これからやるべきことが明確に見えてくるはずです。

なぜ「手のかかる子」は安心なのか?

まず、上のお子さんについて見ていきましょう。

「手がかかる」「振り回される」というのは、具体的にはどのような状況でしょうか。おそらく、何度言っても勉強しない、部屋を散らかす、反抗的な態度をとる、あるいは学校で何か問題を起こす、といったことだと思います。

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