発達障害の子には通用しない子育ての"正論" 誤った知識は悪影響が大きな「呪い」になる

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発達障害 子育て
一般的には「正しいこと」のように言われているものの、実際には多くのケースで成り立たない……そんな「呪いのようなフレーズ」とは(写真:Blue flash/PIXTA)
発達障害の子を持つ親御さんは、知らず知らずのうちに気を張り、自分を追い詰めてしまいます。「自閉スペクトラム症」の診断を受けた3人のお子さんを持つ「外科医ちっち」さんの著作『発達障害の子を持つ親の心が楽になる本』より、「世間一般に言われていることはすべて正しい」という「よくある話」がうまくいかないときの対処法をご紹介します。

「呪いのようなフレーズ」がたくさんある

一般的には「正しいこと」のように言われているものの、実際には多くのケースで成り立たない「呪いのようなフレーズ」がたくさんあります。

誤った知識は悪影響が大きな「呪い」のようなものなので、しっかり否定しておくことが大切です。

呪い1)「愛情を持って子どもにかかわれば伝わる」

発達が気になる子の親で、言われたことがない人はいないかもしれません。場合によっては、健診で医療従事者に言われることすらありますが、間違いです。こういうことを言う人とは、かかわらないほうがいいでしょう。

低年齢で「自分の子は変わってる?」と思えた親は、そもそも相当深い愛情の持ち主です。子どもをよく見ていないと、そういった違和感に気が付かないからです。

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