発達障害の子には通用しない子育ての"正論" 誤った知識は悪影響が大きな「呪い」になる
発達障害の子を持つ親御さんは、知らず知らずのうちに気を張り、自分を追い詰めてしまいます。「自閉スペクトラム症」の診断を受けた3人のお子さんを持つ「外科医ちっち」さんの著作『発達障害の子を持つ親の心が楽になる本』より、「世間一般に言われていることはすべて正しい」という「よくある話」がうまくいかないときの対処法をご紹介します。
「呪いのようなフレーズ」がたくさんある
一般的には「正しいこと」のように言われているものの、実際には多くのケースで成り立たない「呪いのようなフレーズ」がたくさんあります。
誤った知識は悪影響が大きな「呪い」のようなものなので、しっかり否定しておくことが大切です。
呪い1)「愛情を持って子どもにかかわれば伝わる」
発達が気になる子の親で、言われたことがない人はいないかもしれません。場合によっては、健診で医療従事者に言われることすらありますが、間違いです。こういうことを言う人とは、かかわらないほうがいいでしょう。
低年齢で「自分の子は変わってる?」と思えた親は、そもそも相当深い愛情の持ち主です。子どもをよく見ていないと、そういった違和感に気が付かないからです。
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事
無料会員登録はこちら
ログインはこちら