「親を嫌いではないけど苦しい人」に伝えたい策 子どもが親の話に耳を傾けてくれない場合は?

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オフィスの窓辺に佇むビジネスウーマン
親子関係に悩んでいる人に、伝えたいことがあります(写真:sasaki106/PIXTA)
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こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

現代は過剰なほど「ネガティブな感情」になりやすい環境と言えます。

誰しも少なからず、ネガティブ感情を抱え込んでいるとは思いますが、その捉え方はさまざまです。そして、その考え方や価値観の基礎を作っているのは親との関係性です。

子どものうちは受け身でしかいられないこともあると思いますが、成長すれば、自らの意思で選択することが可能です。

不快やつらいと感じることも捉え方を変える、湧き上がってくる感情の「置き場所」を整理することによって払拭できることがあります。

そのための方法を、拙著『ネガティブな自分のゆるし方』より、考え方やTODOを一部抜粋、再構成してお届けします。

子どもは「自己肯定感を高める存在」

過干渉、抑圧、依存、束縛などの行為により、子どもに悪影響をおよぼす「毒親」という言葉は、1990年頃から使われています。

私も何万人ものカウンセリングをしてきましたが、人知れず親子関係にネガティブな悩みを抱える人は多く、他人同士の人間関係より根深い問題です。

例えば、こんなシーンの相談を受けることがあります。

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