自由が丘と二子玉川のほぼ中間、知る人ぞ知る「渓谷と古墳のある街」の"実態" 最高の住環境なのにタワマンが建つことがない理由

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等々力渓谷
末並俊司さんの人気連載「首都圏、住むとちょっといい街」。今回は、世田谷区・等々力(とどろき)を歩きます。写真は等々力渓谷の不動滝近く(筆者撮影)
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東京都心にも、横浜にも30分。「東京の田舎」世田谷区等々力には、派手さはないけれど、静かな雰囲気が街全体を包んでいる。
この連載では、一般的な「住みたい街ランキング」には登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。定番の「住みたい街」にはない「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。

東京の真ん中に渓谷がある

東急大井町線 等々力駅(世田谷区等々力3-1-1)は、東京の品川駅からも、神奈川の横浜駅からも電車で約30分の道のりだ。

駅のホームは上りと下りの線路に挟まれるかっこうなのだが、券売機のあるホームの入り口の前に踏切があるちょっと変わったつくりである。その小さな踏切を渡ってすぐ目の前、線路に直角に交わる用賀中町通りが等々力のメインストリートだ。

駅周りはいたってのんびりした雰囲気で、メインストリートにはローソン、ココカラファイン、成城石井、ドトールなどのチェーン店も並ぶが、地元で古くからやっている蕎麦屋、総菜を売る精肉店なども健在だ。

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