【48歳初産のリアル】若い頃の自分に「真面目にライフプランを」と伝えたい、女性管理職が語る"仕事・妊活・育児の真実"<50代×20代対談>

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カウンセリングを受ける女性
超高齢出産を経験しつつ、現在も管理職として働く女性が、若いころの自分に伝えたいこととはーー(写真:gettyimages)

筆者は49歳。一度は結婚に失敗したが、35歳で再婚して現在に至る。1歳年下の妻との間に子どもはいない。不妊治療を受けた時期もあるので子どもがいる生活を羨ましく思うこともあるが、年齢を重ねて仕事も遊びも自由度が増している状況を楽しんでいる。周囲に小さな子どもがいると可愛いと思うけれど、今から自分たちが子ども中心の生活になることはちょっと考えられない。

43歳で結婚、48歳で初の出産

だから、『48歳、初産のリアル』(現代書館)という本を見たときは驚いた。妻と同じ年齢での出産だからだ。しかも初産。どんな毎日なのか想像もつかない。著者の遠藤富美子さん(55歳)は読売新聞の生活部の記者として婚活や妊活、育児などの現状を幅広く取材。20代30代は仕事に熱中するあまり結婚は視野に入らなかったものの43歳で結婚。不妊治療を経て、現在は娘を保育園に通わせつつ、英字新聞部の部長として管理職をしている。自分の体験も踏まえて客観的に語ってくれそうな経歴だ。

絶好の聞き手を見つけた。28歳の既婚女性A子さん。新卒入社の会社で活躍を期待される部署に異動した直後に、同い年の夫との間の子をお腹の中に宿した。現在、妊娠12週目。つわりが収まってきたものの仕事との両立を考えると不安になることが多いらしい。

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