A子:芸能人などが利用している高級サービスがあることはSNSで知っていましたが、気軽に使える行政サービスがある自治体もあるんですね。
若かった頃の自分に言ってあげたいこと
――時系列を少し遡らせてください。遠藤さんはA子さんぐらいの年齢だった頃はどんな気持ちで過ごしていましたか?
遠藤:仕事が楽しくて、「いずれは結婚も子育てもできたらいいな」とボンヤリと考えていました。私は楽観的な性格で体力にも自信があるので、「どうにかなるよね」と思っていたんです。
でも、43歳で結婚して不妊治療を始めたら、現実にはそういうものではないとよくわかりました。46歳のときは流産を経験しました。せっかくお腹に来てくれたのに出産まで辿りつけなかったのはとてもつらかったです。年齢が上がれば妊娠しにくくなるし、流産の確率も上がります。
A子:身近には結婚や妊娠についてぶっちゃけで相談できる人はいましたか? 私にはいません。
遠藤:私もいませんでした。同性同士でもプライベートかつセンシティブな話題なので、相談する相手を積極的に探しもしないまま問題を先送りにし続けました。
20代後半で結婚して子どもを産んだ同世代には「もったいないなー。仕事も遊びも今だから楽しめるのに」と思っていました。でも、40代になって、子どもたちに囲まれて幸せそうな同世代をみると、「あの人は正しい判断をしたのかもしれない」と感じたり。ないものねだりかもしれませんが、若い頃の自分に会えたら、「もう少し真面目にライフプランを考えてもいいんじゃないの?」と言ってあげたいですね。
A子:最近、社内で異動があり、小学生時代からの夢だった職種に就くことができました。その矢先の妊娠。もちろん嬉しいのですが、私は仕事も頑張りたいです。夫だけが夜遅くまで働いたり会食に行ったりすることに納得がいかないこともあります。夫の親戚からは「2人目はどうする?」なんて急かされたり。このままだと、「子どもさえいれば仕事は二の次でいいや」という人生になってしまいそうです。
遠藤:私も育休中に夫に対して同じ気持ちになったのでよくわかります。エラそうなことは言えないけれど、頭で考え過ぎないことが大切かもしれません。さきほど「ライフプランを考えよう」と言ったのと矛盾していますね(笑)。でも、人生ってどう転ぶのかわからないし、いろんな正解が転がっているのだと思います。
――来年に出産と産休を控えているA子さんは何をすればいいと思いますか?
遠藤:今は目の前の小さなゴールをこなしていければいいと思います。ゴールしたら自分へのご褒美もあげちゃってください。私は40代後半、不妊治療に労力も時間も取られていましたが、与えられた仕事は投げ出さずにきっちりとこなしてきたつもりです。仕事は誰かがどこかで必ず見ているし、それがチャンスにつながることもあります。





















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