自由奔放な織田信長が認めた「一度も失態を犯さなかった男」 大河ドラマ「豊臣兄弟!」個性溢れる戦国武将を支えた右腕の存在
もし戦国大名が現代の会社の社長だったら?
戦国大名たちがもし企業の社長ならば、どんなタイプの経営者だっただろうか――。そんなテーマで原稿を書いて『企業として見た戦国大名』という本にまとめたことがある。
素行の悪さから尾張の「大うつけ(大バカ者)」と呼ばれた織田信長は1552(天文21)年に18歳で家督を継ぐと、周囲の懸念とは裏腹に、すぐさま頭角を現す。わずか1年で、尾張下半国の拠点である清洲城のほか、那古野城、守山城を手に入れる。
1560(永禄3)年には、桶狭間の戦いで大軍の今川義元を撃破。その決断力と行動力は、並み居る戦国武将たちをも圧倒することになる。日の出の勢いを得た信長が率いる織田家は、現代の会社組織でたとえれば、時勢を味方につけて急成長したベンチャー企業そのものだ。


















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