「かけうどん一杯240円」「うどん+とり天+いなりセットでも440円」の衝撃…地元民の日常を支える生活密着《うどんチェーン》の正体

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かけうどん
かけうどん240円。昆布と魚のうま味が溶け込んだ澄んだ出汁に、刻みネギと天かすがのったシンプルな佇まいが美しい。小麦と出汁のうま味をガツンと味わえる一杯だ(写真:筆者撮影)
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かけうどん一杯240円。自家製麺で、出汁にもこだわっているという。

豚骨ラーメンが有名な福岡だが、実はうどん文化も根付いている。「釜揚げうどん 小麦冶」。「冶」は「や」と読む。運営するのは、一杯290円のラーメンを提供する「博多ラーメン はかたや」でも知られる昭和食品工業だ。

【合わせて読む】「ラーメン1杯290円」で49年…24時間いつも満席「街の日常を支える一杯」を提供するローカルチェーンが明かす《値上げしない覚悟》と効率の極意

小麦冶の自家製麺は、本社工場で作られている。麺帯(めんたい)と呼ばれる、麺として切り出す前の帯状の小麦生地の状態で各店舗に配送され、店舗で切って麺に仕上げる。出来立ての麺を味わえるうどん店、それが小麦冶だ。

うどん一杯240円の「数字の向こう側」を見てみたい。店を訪ねた。


小麦冶・箱崎店
小麦冶・箱崎店。国道3号線を北九州方面へ向かう途中にあり、車50台ほどを停められる大きな駐車場がある。お昼時、次々に車が入ってくる大盛況ぶりだ。同じ敷地内には、ラーメン「膳」と昭和食品工業本社、そして本社工場がある(写真:筆者撮影)


「30秒提供」の衝撃

ピークの時間帯を避けて、平日14時頃、店を訪れた。

店に入るとその広さに驚く。左からぐるっと見渡すと、窓際と壁側にふたりがけのテーブル席がズラリと並び、中央にはひとり客が10人座れる大きなテーブル。右側には4人がけのテーブルと小上がり席があり、小さな子ども用の椅子も用意されている。全92席の広いお店だ。

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