大胆なようで慎重だった織田信長
歴史人物の際立った個性をその食事から読み解く――。そんな意図でかつて『偉人メシ伝』という本を書いたことがある。
科学者、作家、画家、政治家、映画監督……と様々な職業において功績を残した人物の食事を読み解くもので、戦国武将の「合戦メシ」についても取り上げた。
合戦の前には山海の珍味を家臣たちにご馳走した気遣い男・上杉謙信、朝夕の献立を熟考して自ら調理も行ったクッキング伊達政宗、健康のために梅干しを食べ続けたストイック北条早雲……など、それぞれの特徴があるなか、織田信長の合戦メシはいかにも彼らしいものだった。
信長は永禄3(1560)年の「桶狭間の戦い」で今川軍を撃破したことで知られている。有名な「背後から奇襲攻撃を仕掛けた」という通説に対して、近年では「最短コースで正面から奇襲を仕掛けた」ともいわれている。



















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