「NISAなんかせずとも良し」、庶民が選ぶべき"最も確実で安全"な資産の守り方は?格差社会を生き抜くために「リスク」は不要
今の世の中、なんだか株価ばかり高騰して好景気のような様相ではありますが、ほんとうはどうでしょうか。
若い人たちは、非正規などという働き方に汲々とし、いっぽうで泡銭を儲けた俄金持ち連中は、その元手をまた相場やら起業やらに投資して、大儲けをしている。そもそもその元手がなければ一生浮かばれないという現状こそ、もっとも憂慮すべきことで、一握りのあぶく金持ちが、見晴らしよいタワマンに、億万円の部屋を持って優雅に暮らし、いっぽうでは貧しい若者が刑務所の独房のような小部屋に逼塞している。
そういう時代に、どうでしょうか、若い人もNISAなら投資ができます、と誘いかける銀行の商売。
私はそんな誘いに乗ってはいけないと思います。
老後資金をやすやすと差し出してはいけない
元禄を代表する小説家・井原西鶴先生の言うように、庶民はなにをさておいても「始末」すなわち倹約こそが美徳で、投資などは、その金持ち連中のやることだと私は割り切っています。銀行は、あれこれと美味しそうなことを言います。しかし、私は「そんなことで、実際には儲かるものか」と、ごく醒めた目で見ています。


















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