冬が旬。老化を緩やかに「腎」を補い「胃腸」を養う山芋の力をあますところなくいただこう――薬剤師が解説する"凄い効果"と"食べ方のコツ"

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「山のウナギ」とも言われる山芋のすごい薬効と上手な摂り方をお伝えします(写真:プロモリンク/PIXTA)

冬も本番。寒い日が続いていることもあり、冷えによる症状を訴える方が増えています。

漢方の考え方では、胃腸の働きがしっかりしていれば免疫力が正常に働き、体調を崩しにくいとされています。年末の忙しい日々を乗り切るための、胃腸を整える食材をご紹介します。

栄養価が高く精がつく食材

山芋は「山のウナギ」の別名を持ち、栄養価が高く、昔から精がつく食材として親しまれてきました。長芋、大和芋(捏芋・銀杏芋)、自然薯などがあり、それぞれ別の品種ですが、これらヤマノイモ科の芋を総称して、山芋と呼んでいます。

共通項としては、ネバネバ・ヌルヌルしている点と、芋類の中では唯一、生で食べられる点が挙げられます。「とろろ」は生食の代表メニューの1つでしょう。

山芋の旬は10~12月ですが、日本のスーパーや青果店で1年中出回っています。特に長芋は安価で手に入れやすい、使い勝手のよい食材です。

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