「北朝鮮が"30m先"に」→銃を持った兵士にサビだらけの廃船、高層マンション、洗濯物…国境都市への7万円旅で見た北朝鮮の「意外な日常」

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北朝鮮
北朝鮮が30m先に……筆者が見た「衝撃的な光景」(筆者撮影)
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北朝鮮との国境沿いにある中国の丹東市では、街中のあちらこちらで北朝鮮のお土産が売られている。北朝鮮産のお酒やお菓子、記念切手や記念通貨……。店舗前に北朝鮮の国旗が掲げられている店も少なくない。

商品棚
両サイドの棚にある9割以上の商品が、すべて北朝鮮産のお菓子(筆者撮影)

アメリカ軍に破壊された「断橋」から見えた北朝鮮の景色

私は2025年12月15~19日まで、一人旅で中国を訪れた。

前編記事:日中便「減便」→移動20時間で中国へ…"関係悪化"のさなかの中国で見た「日本人への空気感」と「北朝鮮との国境都市」の実像

北朝鮮との国境にある丹東市には3日間ほど滞在した。丹東市に到着したのは旅の2日目の午後8時過ぎだ。初日は少しだけ市内観光をした後、1泊3000円のホテルで爆睡。翌日は市内を1時間ほどブラブラ歩いてから、中国と北朝鮮との国境沿いの川を目指した。

中国と北朝鮮を結んでいる橋(道路と鉄道の併用橋)の隣には、朝鮮戦争中にアメリカ軍がB29爆撃機などで破壊した「断橋」が保存されている。現在は展望台として利用されており、破壊された箇所の近くまで歩いて行くことができる。私は620円のチケットを購入。北朝鮮側に向かって断橋を突き進んだ。

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