
末並俊司さんの人気連載「首都圏、住むとちょっといい街」。今回は駅前に4つの商店街が並ぶ日吉を歩く(筆者撮影)
「下の住民には昔っからの地主さんも多いから、街としてのまとまりがあるけど、上の住民はあとから来た人たちばっかりだから、そもそも街に対する愛着が薄いんですよね」
日吉の住人はそう言った。「下と上」とはいったいなんだろうか?
この連載では、一般的な「住みたい街ランキング」には登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。定番の「住みたい街」にはない「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。
慶応大学のキャンパスがある街「日吉」
今回歩いたのは、神奈川県横浜市港北区の日吉だ。慶応大学のキャンパスがあることでも知られる。冒頭の言葉は、日吉駅(横浜市港北区日吉2-1-1)付近の住民が語ったものだ。
「上っていうのは日吉駅付近のこと、下は駅でいうと日吉本町駅の付近だね。日吉という街はすごく高低差があって、日吉駅は丘の上、日吉本町駅付近は丘の下なんですよ」(地元住民)
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