「地震危険度は都内No.1」「強面の不動産屋が集金で"生存確認"」…スカイツリーのふもとにある「人情が厚すぎる街」が持つ"謎の魅力"

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キラキラ茶屋
末並俊司さんの人気連載「首都圏、住むとちょっといい街」。今回はスカイツリーのふもと、墨田区京島エリアを散策します(筆者撮影)
今回歩いたのは東京都墨田区の京島だ。この街のいいところを聞くと、住民はみんな「人情が厚い」と口にする。下町ではよく聞く言い方だが、それって目に見えるものじゃない。だけど、ここでは見えた。
この連載では、一般的な「住みたい街ランキング」には登場しないけれど、住み心地は抜群と思われる街をターゲットに定め、実際に歩き、住む人の声と、各種データを集めてリポート。定番の「住みたい街」にはない「住むと、ちょっといい街」の魅力を掘り起こしていく。

都内有数の「モクミツ地域」とは

人情、人情とよく言うけれど、人情は目に見えないから、街の魅力として数えることに、いつもためらいを感じる。でもこの街は、自信を持って「人情の街」と、言い切ることにする。

ただし、「人情が厚い街」を「人情が暑苦しい街」と受け取る人もいる。それはそれでわかる。私も田舎町のベタベタした感じが嫌で東京に逃げてきたくちだ。それでも、こんな街を歩くと、心が動かされるのも事実だ。

京島エリア
赤く囲った場所が京島(国土地理院 電子国土Webから筆者作成)
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